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■魔道士ギルドのサークル
見習い以上の正式なウィザードによって構成される集団。魔道士としての思想・信条により複数の派閥に分かれている。大サークルであるほど資金が豊富に割り当てられるため多くはいわゆる”三大サークル”のいずれかに所属する。ちなみにどこにも所属しないことも可能だが「実験用アーティファクトの貸与や禁書区域の閲覧に制限が課せられる」「各サークル内の研究結果・知識の共有に参加できない」何よりも「莫大な研究費を自力で捻出せねばならない」等デメリットの方が大きいため大抵の魔道士/錬金術師がどこかしらのサークルに所属している。

「見えざる手」
総裁は前白の筆頭魔道士スタティウス。始皇帝リアトリスとその血を受け継ぐ皇帝家、彼を”選択”し人類の《英雄》たらしめた領域存在アドラールを至上とする。星霜王の意向こそがサークルの総意であり、かれの信条である秩序・伝統・神による理を三大理念とする。魔道士ギルド創立から存在する最古にして最大のサークルで所属の9割が純血の帝国人。しかし内情は貴族魔道士スタティウスのような”穏健派”人種主義者から規模が最大だからとりあえず入っただけという若い魔道士までさまざまである。マクスウェルはここに所属している。

「ローゼンブルーム」
総裁はエリザストラム。《ローゼンタの悲劇》ののちアドラールによって成立され、以降代々のアークメイジが総裁を兼ねる。「《真理に通ずるもの》且つ偉大なるフィンカイラの賢人ローゼンタに倣え」が基本理念だが、実際は総裁たるアークメイジ個人の思想に影響されるためアークメイジが変わるたびにサークルの規模や理念も変わる。現在は「見えざる手」に次ぐ規模でありまたエリザストラムの方針から異民族魔道士の所属割合が最も高い。バーンとアリゼはここに所属している。

「エバーグリーン」
総裁は筆頭錬金術師ゼノン。他のサークルと異なり錬金術科に所属する錬金術師のみで構成されている。錬金術は”誰にでもできるもの”とみなされギルドでの立場は低い。現に、所属する魔道士は総じて魔道の才に恵まれずウィザードとしての出世が望めぬものたちである。それにもかかわらず塔内屈指の発言権を有するのは錬金術が学院、ひいては帝国において重要な財源であり国や貴族から特別の支援金が交付されているからだ。「我々は魔道士ギルドにおける《内なる眼》である」とは総裁ゼノンの宣言。

「見えざる手」「ローゼンブルーム」そしてこの「エバーグリーン」が魔道士ギルド三大サークルとなる。

「銀とニルンヌス」
総裁は上級魔道士オルフェン。思想の相違により「見えざる手」から分裂。あくまでアドラールを拝しその寵愛を受けたものとしての皇帝家を重んじる「見えざる手」とは異なり、《光の使い手》リアトリスと本質をともにする”帝国人魔道士”を至上主義とする。《ローゼンタの悲劇》ののちアークメイジの権利が失墜し「ローゼンブルーム」に代わり三大サークルのひとつとなったこともあるがアドラール自らの手により解体された。少なからぬ異民族魔道士がこの派閥に所属している事実が帝国における人種差別の根深さを物語っている。

「バロの牙」
総裁は不明。「《神》がヒトを使うにあらずヒトが《神》を使うのだ」をスローガンに三大領域存在を否定、世界を《神》から解放しヒトの手による治世を目指す。《神》により”修正”されてきた歴史の真実を探り《真理に通ずるもの》こそがヒト本来の姿であると説く。過激で派手な言動とは裏腹に規模が小さく力もほとんどないため、帝政への介入を主張する異端魔道士集団という位置づけである。虚無崇拝組織やガンジールの暗殺組織との関係も取りざたされており黒い噂が絶えない。

「真理の探究者」
寄る辺ないあぶれ魔道士のたまり場、あるいは選りすぐりの変人奇人の巣窟。いちおう「宇宙(アーグカマル)における新領域(小カマル)の発見と研究※公序良俗に反しない範囲で」という理念とも目標ともつかぬ約束事はあるが、彼ら彼女らに共通しているただ一点は政治にも人にもまったく興味がないことのみである。総裁はいない……のだが中央会議の議席が一つしかないため「エバーグリーン」から締め出されしぶしぶ入ったカリスが代表者になってしまっている。

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